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The Six Napoleons (Sherlock Holmes re-told for children) [英文多読]

■英文多読に挑戦(623冊目)

B013NYQ9POSherlock Holmes re-told for children: The Six Napoleons (Classics For Kids: Sherlock For Kids Book 7) (English Edition)
Mark Williams
Odyssey 2015-08-08

by G-Tools
Author : Mark Willams (re-told)
Series : Sherlock Holmes re-told for children
Genre : Kids, Mystery
YL=3.0、単語数=5000(概算)、ページ数=27、☆3.5
[Kindle Edition]

ベーカー街221BのSherlock Holmes宅には警察官が訪れることもしばしばあり、
スコットランドヤードのLestrade警視もその1人だった。
そして彼の話す奇妙な事件がHolmesの興味を引きつけた。
それはロンドンで3つのナポレオン1世の石膏の胸像が連続して壊されるという事件で、
1つの胸像自体は15シリングほどの安物であり、全ては同じ製造元で作られ、
またそれを盗み出した犯人はその家の他の物には全く手を付けていなかった。
犯人はナポレオンを憎む異常者かと思われたが、翌日になって4つめの胸像が壊され、
その家の前で1人の男が殺されていた。果たしてHolmesの推理は・・・
・・・
コナン・ドイル原作の短編『The Adventure of the Six Napoleons』の子供向けリトールド本。
邦題は『六つのナポレオン』でこれも結構有名な作品ですね。
まあ犯人が同じナポレオン像だけを狙ってそれを壊しているわけですから、
その中に何かが隠されていて、でもどの胸像かは特定出来ないのだろう、
ということくらいはシロウト(?)でも推測出来ますよね。
問題はそれが何で誰がどうやって隠したのかというのがこの作品のキモなわけですが、
分かってみればホームズさんが作中で言っているように非常にシンプルなんです。
ホームズ物にしてはちょっと単純過ぎる気がするのですが、原作だともう少し印象が変わるのかな。

これにて"re-told for children"のシリーズはひとまず全巻終了です。
ただナンバリングがおかしい(全6巻のはずなのに本巻はNo.7になっている)ので
他にもまだあるのかもしれません。
でもこうしてリトールド版を読んでみると改めて原文で読みたいという欲求が強まるばかりで、
ホームズ作品はいつかまとめて読んでみたいと思います。

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A Wild Ride (The Adventures of Misty & Moxie Wyoming) [英文多読]

■英文多読に挑戦(622冊目)

B00WMXDBY0A Wild Ride: The Adventures of Misty & Moxie Wyoming (Girl Detective & Her Horse Mystery Story Ages 6-8 & 9-12) (English Edition)
Niki Danforth
Pancora Press 2015-04-23

by G-Tools
Author : Niki Danforth
Series :
Genre : Kids, Fantasy, Adventure
YL=4.0、単語数=32000(概算)、ページ数=156、☆3.5
[Kindle Edition]

Moxie Wyoming Woodsonの10歳の誕生日。
彼女は両親が誕生日プレゼントとして彼女自身の馬を贈ってくれることを確信していた。
Moxieは伝説のロディオチャンピオンであるひいおばあさんのGranny Roseに憧れ、
自分も必ず競技大会で優勝したいと思っていた。
ところが若くて元気な馬を予想していた彼女の元にやって来たのは
年老いてヨボヨボのお婆さん馬だった。
落胆するMoxieだったが、贈り主の祖父(Granny Roseの息子)からその馬-Misty-は
彼女にとって必ず特別な存在になるだろうと言われる。
折しも野生のマスタングの群れが彼女の住まいの近くに現れ、それを多くの悪人達が狙っていた。
Moxieはマスタングを助けたいと追いかけるうちに、Mistyの驚くべき秘密を知る・・・
・・・
表紙とタイトルから「少女と馬の友情と冒険の物語」を期待して読んだのですが
(ある意味その通りではあるのですが)、これは完全なファンタジー作品ですね。
MoxieはMistyの世話をしていくうちに、なんとMistyは人間の言葉を理解し
意思の疎通が出来ることに気がつきます。
さらにMoxieがあるアイテムを身に付けることによりMistyにも驚くような変化が現れ、
(ネタバレになるので詳しくは書けませんが)
そこからMoxie達の信じられないような冒険が始まるのです。

個人的には『Heartland』のようなリアルっぽい人間と馬とのドラマを期待していたので
ちょっと肩すかしではあったのですが、ストーリーはなかなか面白いと思いますし、
Amazon.comでのレビューでも評判は良いようです。
ただ物語があまりにも都合良く進み過ぎて、主人公のMoxieが努力して
自分の力で何かを成し遂げた印象があまり無いのが少々物足りない感じだったかな。
そしてお話がこれから面白くなりそうな所で唐突に終わってしまうのも、
もう少し工夫が欲しかった気がします。

本書はイラスト入りのいわゆるChapter Bookでターゲットは小学生の低学年くらいでしょうか。
全体の英文も易しいですし、最初からファンタジーと割り切れば結構面白く読めると思います。
本作品の本当の主題はマスタング保護の問題提起だと思うのですが、
そう言えば『Heartland』でも同じようなテーマが出てきましたね。
米国では未だに有効な解決策が見つかっていないということなのかな。

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The Speckled Band (Sherlock Holmes re-told for children) [英文多読]

■英文多読に挑戦(621冊目)

B013F9O0TOSherlock Holmes re-told for children: The Speckled Band (Classics For Kids: Sherlock For Kids Book 6) (English Edition)
Mark Williams
Odyssey 2015-08-03

by G-Tools
Author : Mark Willams (re-told)
Series : Sherlock Holmes re-told for children
Genre : Kids, Mystery
YL=3.0、単語数=5900(概算)、ページ数=31、☆4.0
[Kindle Edition]

Dr. WatosonがまだSherlock Holme宅に同居していたある日の早朝、
1人の若い女性がHolmesを訪ねてきた。
彼女はHelen Stonerと名乗り、義父と共にサリー州の古い屋敷で暮らしていると言う。
2年前彼女の双子の姉Juliaは婚約して結婚式も間近のある夜に謎の死を遂げており、
その夜の会話でJuliaは誰かが口笛を吹くような音が聞こえたと言って怖がっていた。
そして彼女の死の直前の言葉が「The Speckled Band!」だった。
ところが最近Helen自身が婚約してかつての姉の部屋で寝ていたところ、
やはり口笛のような音が聞こえてきた。
彼女は自分の身にも危険が迫っていると感じ、そのままHolmesの元を訪れたのだった。
HolmesとWatsonは調査のために彼女の家に赴くが・・・
・・・
コナン・ドイル原作のホームズ物の短編『The Adventure of the Speckled Band』の
子供向けリトールド本。
おそらくホームズの短編の中でも最も有名な作品の1つではないでしょうか。
邦題は「まだらの紐」ですが、"Band"には紐という意味の他に「グループ」とか「一団」という
意味もあって、姉が死の直前に残した不可解な言葉は、家の近くにジプシーの一団が逗留していて、
彼らが口笛を吹いたり頭にまだらのヘアバンドを巻いていたからとか
読者にミスリードさせるような意図があるんですよね。
しかしこのリトールド版ではそのへんがスッポリと抜けていて少々物足りない感じで、
子供向けとは言っても作品のキモになるような部分は省略しないで欲しいところです。

本作品は人気作ではありますが、ホームズファンにとっては突っ込みどころ満載なのだそうで、
ちょっとググってみても色々出てきてなかなか面白いです。
推理小説はその謎解きの部分で驚いたり感心したりするのが楽しいのですが、
もう一つアラを探すという楽しみ方があることを知りました。(^^ゞ

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The Engineer's Thumb (Sherlock Holmes re-told for children) [英文多読]

■英文多読に挑戦(620冊目)

B013FA60BESherlock Holmes re-told for children: The Engineer's Thumb (Classics For Kids: Sherlock For Kids Book 5) (English Edition)
Mark Williams
Odyssey 2015-08-03

by G-Tools
Author : Mark Willams (re-told)
Series : Sherlock Holmes re-told for children
Genre : Kids, Mystery
YL=3.5、単語数=3600(概算)、ページ数=19、☆3.5
[Kindle Edition]

1889年の夏、結婚して開業医として独立していたDr. Watsonの元に
Paddington駅の車掌に連れられてひとりの男がやって来た。
その顔は非常に青ざめ、片手には血染めのハンカチが巻かれていた。
彼はVictor Hatherleyと名乗り治水技術者であると言う。
そしてなんと彼の親指は刃物で切られて無くなっていた。
Mr. Hatherleyはこれは事故では無く、危うく殺されそうになった結果なのだが
警察に行っても信じてもらえないかもしれないと言う。
Watsonは彼を友人のSherlock Holmesの元に連れて行く・・・
・・・
え!なに?こんな終わり方で良いの?
いつもながらにホームズさんの推理は冴えて、犯人と対決すべく警察官まで連れて
現場に向かう彼らでしたが・・・結局この事件は迷宮入りということ?
ホームズ物でもこんな結末があるんですねえ。
それにしても子供向けとは言えちょっとあっさりし過ぎな気もします。
原作ではもう少しディテールが語られているようなのでまた印象が違ってくるのかな?

と言うことで、ホームズ物の短編『The Adventure of the Engineer's Thumb』のリトールド本。
邦題は「技師の親指」で、これは他に付けようが無いですね。
Mr. Hatherleyが親指を失った理由が、逃げようとして2階の窓枠にぶら下がったところを
切りつけられたからだそうですが、それなら親指が切られるのは変じゃね?と思ったら、
それは読者の間でも矛盾点として有名な箇所らしいですね。
まあドイルさんもたまには木から落ちるようで。(^^)

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End of Day (The Zero Trilogy #3) [英文多読]

■英文多読に挑戦(619冊目)

B0167GZ8V6End of Day (The Zero Trilogy Book 3) (English Edition)
Summer Lane
2015-10-04

by G-Tools
Author : Summer Lane
Series : The Zero Trilogy #3
Genre : YA, Apocalyptic, Survival
YL=5.2、単語数=36000(概算)、ページ数=144、☆4.0
[Kindle Edition]

ElleはJay, Georgea, Fleshの3人を軍の基地に残し叔父のMannyに会うために、
今やかけがえのないパートナーとなった犬のBravoと一緒に北へ向かう。
その途中Bear Mountainの難民キャンプに合流し、
彼女は請われて難民として放浪している人々を保護するチームの一員となる。
ElleはそのチームでChengとLuliという2人の男女と知り合い、
特にChengは自分のことは全く語らない謎の人物だったが剣の達人でもあり、
彼女は彼のことを完全に信用出来ないものの武術の訓練を受けるようになる。
しかしある日3人がキャンプから離れていた時に、
Omegaのロケット弾が打ち込まれキャンプは全滅してしまう。
再びElleの放浪が始まる・・・
・・・
トリロジーの完結編はまさに怒濤の展開でした。
Elleは難民キャンプの中でつかの間の平静を得て、Chengとの間にも特別な感情が芽生え、
自分の居場所が出来たように思えた矢先、Omegaの攻撃によりキャンプは一瞬にして全滅。
かろうじて難を逃れた3人(と一匹)はアンダーグラウンドの街に逃げ込みますが
全員が謎の集団に拉致され、そこでElleはChengの秘密を知ってしまいます。
九死に一生を得たElleは再びSacramentoに向かいますが、
Bravoとも引き離されて生きる気力も萎え、彼女は何度も死に直面するのです。

改めて3部作を振り返ってみると、文明が破壊された世界の中で
ヒロインのElleが生き残るためにならず者たちと戦っていく物語であり、
15歳の少女が最後には刀を振り回し銃を操るランボーのようなファイターになっていくのは
なかなか面白かったと思います。
孤独で荒んだElleを救ったのはBravoという犬との出会いで、
次第に彼らは強い絆で結ばれまるで恋人のようになっていきます。
通常のYAならイケメン男子が登場してロマンスが生まれるのでしょうが、
犬がその代りというのはちょっと今までに無い発想ですね。
一言で言えば本作は「Girl meets Dog」の物語でした。(笑)

バイオレンスな描写や(グロは無いものの)人死にも多く万人にお勧め出来る作品では
ありませんが、「マッドマックス」や「バイオハザード」のような世界観がお好きな方には
気に入るのではないでしょうか。
英語も比較的易しく展開も早いのでどんどん読み進めていけますが、
実質3冊で1つの物語なので是非3冊読む覚悟でどうぞ。

作者自身もBravoがかなりお気に入りのようで、
何と引き続きBravoを主人公にしたトリロジーを書くそうな。
確かにどんな内容になるのか気にはなりますが、ロマンスは無さそうだなあ。(^^ゞ

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The Iron King #1 (The Iron Fey Manga series) [英文多読]

■英文多読に挑戦(618冊目)

B00ESVLL1EJulie Kagawa: The Iron King #1 (The Iron Fey Manga series) (English Edition)
Julie Kagawa Sara Gundell Lidia Chan
Bluewater Productions INC. 2013-08-26

by G-Tools
Author : Julie Kagawa
Series : The Iron Fey Manga series
Genre : Comic, Fantasy
YL=3.5、単語数=2100(概算)、ページ数=25、☆3.0
[Kindle Edition]

Meghan Chaseが6歳の誕生日、父親に連れられて行った公園で
彼女がアイスクリームを買いに行ったほんの僅かの間に、父親は忽然と姿を消した。
後に残されたのは片方の靴だけだった。
そして10年後、16歳の誕生日を翌日にして再び彼女の周りで不可解な出来事が起き始める・・・
・・・
『The Iron Fey』シリーズと言えばタドキストにも人気の作家Julie Kagawaさんの代表作ですが、
本書はその1冊目『The Iron King』をコミック化したもので4分冊の第1巻のようです。
私は以前無料だった時に原作をDLしたものの、ずいぶん長い間Kindleの肥やしになっていて
いつかは読んでみたいと思っているのですが未だに果たせていません。
たまたまこのコミック本が目に付いて価格もそれほど高くないし
原作の予習にはちょうど良いかなとDLしてみました。

・・・が、う~ん確かに『The Iron King』という作品はこういうお話なんだと言うのは
分かるのですが、さすがにちょっと端折り過ぎじゃないでしょうか。
元々10万語以上ある長編小説を約30ページ×4冊のコミックにしている時点で
あらすじ程度の内容だろうと推測は出来るのですが、それにしてもページからページに移る時に
いきなり場面が飛んで、ストーリーがぶつ切れになって話の流れが掴めないこともしばしば。
もう少し構成を考えてほしかったかな。

タイトルにMangaと付いているように、絵柄は一般的なアメコミ風では無く
どちらかと言うと日本の女性向けコミックといった感じで私たちにも馴染みやすいのですが、
何ぶん中味がスカスカなのでちょっとオススメしづらいかな。
面白かったら続編も読もうと思っていたのですが、
これなら初めから原作を読んだ方がストレス溜まらなそう。(^^ゞ

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Silver Blaze (Sherlock Holmes re-told for children) [英文多読]

■英文多読に挑戦(617冊目)

B00Y5JTDVYSherlock Holmes re-told for children: Silver Blaze (Classics For Kids: Sherlock For Kids Book 2) (English Edition)
Mark Williams
Odyssey 2015-05-22

by G-Tools
Author : Mark Willams (re-told)
Series : Sherlock Holmes re-told for children
Genre : Kids, Mystery
YL=3.5、単語数=6800(概算)、ページ数=32、☆4.0
[Kindle Edition]

競馬の重賞レースである Wessex Cupを翌週に控え、絶対的に本命視されていた馬
Silver Blaze が突然失踪した。
さらに調教師のStrakerが死体で発見され、殺人事件として世間を騒がせていた。
Holmesは馬主と地元の保安官に依頼されWatsonと共にDartmoorに赴く。
当日予想屋と思われる男が情報を求めて厩舎に入り込み、厩務員から犬をけしかけられて
逃げ出していたが、死んだStrakerの手にその男 - Fitzroy Simpson - が付けていたネクタイが
握られていたために彼は犯人として逮捕されていた。
しかしHolmesの推理は・・・
・・・
コナン・ドイル原作のホームズ物の短編『Silver Blaze』の子供向けリトールド本。
「白銀号事件」という邦題で知られていますが、さすがにこれは古くさい感じで
最近では「名馬シルバー・ブレイズ」というのが一般的のようです。
前回読んだ「青いガーネット」もそうですが、世界的に有名で日本でもファンが多い
ホームズ作品なのに邦題が定まっていないというのも面白いですね。
私が付けるとしたら「シルバー・ブレイズの失踪」、
子供向けなら「消えた名馬シルバー・ブレイズ」かな。(^^)

この作品は昔読んだ記憶があります。ドイル作品が最初なのかどうかは知りませんが、
何かを隠したい時は誰もが見える場所に置けというのはミステリの技法の基本中の基本ですよね。
それにしても本作でのホームズさんは
「お前らには分からんだろうが俺には全部分かってるんだぜ」的なところが目立ちますし、
最後の解決方法もあまりにもったいぶりで、なんか凄く嫌なヤツに見えるんですが。(^^ゞ

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The Blue Carbuncle (Sherlock Holmes re-told for children) [英文多読]

■英文多読に挑戦(616冊目)

B00WOP7RFKSherlock Holmes re-told for children: The Blue Carbuncle (Classics For Kids: Sherlock For Kids Book 1) (English Edition)
Mark Williams
Odyssey 2015-04-24

by G-Tools
Author : Mark Willams (re-told)
Series : Sherlock Holmes re-told for children
Genre : Kids, Mystery
YL=3.0、単語数=6200(概算)、ページ数=27、☆4.0
[Kindle Edition]

クリスマスが終わった The Boxing Day の朝、Dr. Watsonは友人のSherlock Holmesを訪ねた。
Holmesは守衛のPetersonが喧嘩の現場で拾ったという山高帽とガチョウを調べていた。
ガチョウの生肉は処分をするしかないのでPetersonのものとなったが、
なんとその体内にある伯爵夫人が所有していた宝石「The Blue Carbuncle」が入っていた。
それは先日ホテルで盗まれて高額の懸賞金がかかっているもので、
当日ホテルで作業していた配管工が犯人として逮捕されていたが、宝石は見つかっていなかった。
Holmesの真犯人捜しが始まる・・・
・・・
コナン・ドイル原作の短編『The Adventure of The Blue Carbuncle』のリトールド本。
カーバンクルとはなんぞやと調べてみたら、ガーネット(ざくろ石)のような
赤い宝石のことなんですね。
最初に付けられた邦題が「青い紅玉」だそうですが、青いのに紅とは変だと言うことで、
最近の訳本は「青いガーネット」が一般的のようです。
現実に存在するかどうかは知りませんが、青いガーネットならばとんでもなく高価なんでしょうね。

帽子ひとつを調べるだけで持ち主の人となりや生活状態まで分かってしまうあたりは
もうホームズさんの真骨頂ですね。
確かに物語自体は今となってみればかなり古くさい感じは否めませんが、
そのロジックは全く色あせてはおらず、
結局のところ面白い物はいつ読んでも面白いということを再認識。

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Cora Flash and the Treasure of Beggar's Bluff (Cora Flash Mystery #3) [英文多読]

■英文多読に挑戦(615冊目)

B00AL3XV0CCora Flash and the Treasure of Beggar's Bluff (A Cora Flash Mystery for Kids 9-12, Book 3) (English Edition)
Tommy Davey
Brown PAW Press 2012-12-08

by G-Tools
Author : Tommy Davey
Series : Cora Flash Mystery #3
Genre : Kids, Mystery, Adventure
YL=3.8、単語数=23000(概算)、ページ数=162、☆4.0
[Kindle Edition]

夏休みが終わって新学期が始まった。
休暇の間の様々なミステリアスな体験を親友のShelbyに話たくてたまらないCoraだったが、
そんな暇も無く次のミステリーが彼女を待っていた。
新しい担任の先生Mr. Levineから出された課題 "The Local shipping trade."について調べるために
街の図書館に行ったCoraはある本の中に暗号のようなものが書かれた紙片を見つける。
そしてそれから辿り着いたのは別の本の中に隠された古い手書きの地図の半分だった。
Coraはこれは何かの宝が隠されている場所だと確信し・・・
・・・
少女探偵Cora3作目。夏休みのMt.Topazへの旅行で密室犯罪と超常現象という
2つのミステリーに遭遇してしまった彼女ですが、
その興奮も冷めやらぬ間に新しい謎解き=宝探しが始まります。
何故か図書館の本の中に暗号のようなものを見つけたCoraは見事にそれを解読して
何かの場所を指し示した地図の半分を手に入れます。
そしてそこから彼女の暴走が始まるのです。(^^;

いやはや相変わらず無茶してますねえ。
Coraが1人でやっているうちはまだ良いのですが(いやそれも十分危険ですが)、
2歳の弟Eithanを宝探しに連れて行くのはさすがにアウトでしょう。
案の定全てが解決した後に母親からペナルティーを言い渡されますが、
1ヶ月のネット禁止(勉強で使う場合は例外)でその間の態度次第では短くなる、
というのは少々甘過ぎる気がするなあ。

母親の新しい仕事、新担任からの課題、図書館、街で起こった古い出来事など
1つ1つはどこかで読んだような素材ではあるのですが、
それを上手く組み合わせてなかなか面白い物語に作り上げていて、
相変わらず上手いなあと思わずにはいられません。
まあこの地図の作者は何故自分で宝を取りに行かなかったのかとか
どうして図書館に隠したのかとか、そもそもな疑問もあるのですが、
児童書にそこまで突っ込んでも仕方ないですね。(^^ゞ

Coraのシリーズもこれでひとまず終わり。
ようやくCalvinも活躍出来たのにちょっと寂しいなと思ったら、
作者のHPに次作執筆中のアナウンスが載っていました。
楽しみに待つことにしましょう。

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Day One (The Zero Trilogy #2) [英文多読]

■英文多読に挑戦(614冊目)

B00UU0US0CDay One (The Zero Trilogy Book 2) (English Edition)
Summer Lane
WB Publishing 2015-03-16

by G-Tools
Author : Summer Lane
Series : The Zero Trilogy #2
Genre : YA, Apocalyptic, Survival
YL=5.0、単語数=28000(概算)、ページ数=177、☆4.0
[Kindle Edition]

ElleはHollywoodの街で出会った4人組 Jay, Georgea, Flesh, Pix と一緒に
Los Angelesを脱出しSacramentoに向かった。
しかしPixは殺され残りの3人も謎の集団に連れ去られてしまう。
彼らを拉致したのはSlaversというならず者の集団で、
遠く離れた谷に多くの人々を監禁しているという。
Elleは後を追うが、途中でOmegaに攻撃されて瀕死の重傷を負った兵士Nathanと
彼が連れていた犬Bravoに出会う。
Elleの看護も虚しくNathanは息を引き取り、彼女はBravoと行動を共にすることになる。
Elleは3人を救出するため砂漠のような荒野を横切って目的地に向かうが・・・
・・・
トリロジーの2冊目と言うことで物語は大きく動き始めます。
LAを離れて安全だという噂の北に向かったElle達ですが、
ちょっとした諍いで彼女はグループを離脱。
しかしその直後に4人は謎の集団に襲われ、病気で弱っていた双子の妹Pixは殺され、
3人は拉致されてしまいます。
Elleが取るべき一番安全な策はそのまま1人で北に行くことなのですが、
彼女には3人を見捨てることが出来ず、無謀だと分かっていながらも救出に向かうのです。

前巻でならず者との戦いに明け暮れて孤独で冷酷な少女となってしまったElleですが、
4人との交流で少しずつ人間の心が蘇り、彼らを見捨てられない心の葛藤や、
彼らを救出した後でもなお残る心の距離感など、なかなか興味深く読むことが出来ました。
本巻でようやく彼女の人となりや家族のことが詳しく語られ、
少しずつ感情移入が出来るようになったのも大きいと思います。
そして旅の途中で出会い行動を共にすることになる犬のBravoとの目と目での会話は
前巻には無かった面白さでした。

相変わらず人は大勢死にますし、読むのがつらいようなシーンもあるのですが、
物語りの展開は早く文章は簡潔で英語も易しいので、Elleがどうなってしまうのか
ハラハラしながらどんどん読めてしまうのが良いですね。
ややバイオレンスな表現が許容出来るなら、英語を意識せずに(子供向けでは無い)
小説が読めるという快感が味わえるかも。(保証は出来ませんが)

ここまでの合計。614冊、単語数=8638924

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