A Torch Against the Night (An Ember in the Ashes #2) [英文多読]
■英文多読に挑戦(643冊目)
Author : Sabaa Tahir
Series : An Ember in the Ashes #2
Genre : YA, Dark-Fantasy, Romance
YL=6.0、単語数=124920、ページ数=452、☆4.0
[Kindle Edition]
Trialによって次の皇帝は邪悪なMarcusに決定した。
敗者となったEliasはHelenの手によって処刑されることになったが、
その当日LaiaはCookの助けを借りてBlackcliffを混乱に陥れその隙にEliasを救出する。
兄Darinが帝国の最も堅固で危険な監獄Kaufに入れられていることを突き止めた彼女は、
強い決意のもとに自分をKaufまで連れて行ってDarinを救出する手伝いをする約束をEliasと交わす。
しかし予想以上に追っ手の動きは速く、2人は何度も危機一髪の状況に陥りながらも
どうにか活路を見いだしていく。
ところがその過程でEliasはCommandantとの戦いによって毒を仕込まれ、
それは徐々にしかし確実に彼の身体を蝕んで最後には必ず死をもたらすものだった。
一方HelenはEliasの逃亡に加担した疑いで捕らえられ拷問にかけられるが父親の力によって
なんとか解放されるものの家族を人質にとられた状態でEliasを捕まえる命令を受ける。
彼女は親友だったEliasを本当に捕まえ殺すことが出来るのか・・・
・・・
う~~~ん。この本はどう評価すれば良いのか・・・
と言うことで、『An Ember in the Ashes』に続くシリーズの2冊目です。
前作がかなり面白かったのでKindle版を予約して、配信されて直ぐに読み始めたのですが・・・
いや、確かに面白いんです。10万語を超える長さですが途中退屈することは全く無く、
むしろ続きが気になってどんどん読み進めたくなるんです。
しかしながら前巻ではそれほど気にならなかった「残酷性」が物語全体を通して
強く出てくるようになり、サディスティックな描写は多く人は容赦無く死んでいき、
そこまでする必要があるのかと思うこともしばしば。
特に本の半ばであの娘が死んでしまった時は本当に投げてしまおうかと真剣に思いましたよ。(涙)
面白さだけなら文句なしに星5つなのですが、
あとは読者がどれだけマゾヒストかがカギになりそう。(^^ゞ
前巻では章ごとにLaiaとEliasの視点に切り替わっていましたが、
本巻ではそれに加えてHelenの視点で語られる章がランダムに入るようになっています。
誰もがEliasと彼女の深い友交を知っており、果たして彼女がEliasを追い詰めることが出来るのか、
彼女に命令を出した皇帝や彼女の親友や部下だけでなく、彼女自身さえそれに疑問を抱いています。
しかし軍隊の最高責任者としてそれに背信することの意味もまた彼女が一番良く分かっていて、
彼女はその狭間で苦悶します。
本巻での実質的な主役はHelenと言って良く、彼女がこの先もヒロインの1人として
重要な役割を果たすのは確かなのですが、本巻の中では彼女の境遇はどんどん悪い方に向かい、
もう読んでいて可愛そうでなりません。
この先彼女が幸せになれることを祈らずにはいられません。
Laiaは前巻でも好き嫌いが分かれていましたが、本巻での評判はあまり良くないようですね。
たしかにセルフィッシュなところがありますし、Eliasと結ばれるものだとばかり思っていたら
別の男といたしてしまうし。しかもその男は(ピー)だったりするし。
果たしてこの先彼女の失地挽回はあるんでしょうか。(笑)
このシリーズはどうも全4巻になるらしく、物語はようやく折り返し地点のようです。
私はそんなにマゾ体質ではないのですが、続編が出たらやっぱり読んでしまうんだろうな。
ここまでの合計。643冊、単語数=9733933
<関連リンク>
・INDEX - Sabaa Tahir
・WEB SITE - An Ember in the Ashes
・WEB SITE - Sabaa Tahir
にほんブログ村
A Torch Against the Night (An Ember in the Ashes, Book 2) Sabaa Tahir Harper Voyager 2016-08-30 by G-Tools |
Series : An Ember in the Ashes #2
Genre : YA, Dark-Fantasy, Romance
YL=6.0、単語数=124920、ページ数=452、☆4.0
[Kindle Edition]
Trialによって次の皇帝は邪悪なMarcusに決定した。
敗者となったEliasはHelenの手によって処刑されることになったが、
その当日LaiaはCookの助けを借りてBlackcliffを混乱に陥れその隙にEliasを救出する。
兄Darinが帝国の最も堅固で危険な監獄Kaufに入れられていることを突き止めた彼女は、
強い決意のもとに自分をKaufまで連れて行ってDarinを救出する手伝いをする約束をEliasと交わす。
しかし予想以上に追っ手の動きは速く、2人は何度も危機一髪の状況に陥りながらも
どうにか活路を見いだしていく。
ところがその過程でEliasはCommandantとの戦いによって毒を仕込まれ、
それは徐々にしかし確実に彼の身体を蝕んで最後には必ず死をもたらすものだった。
一方HelenはEliasの逃亡に加担した疑いで捕らえられ拷問にかけられるが父親の力によって
なんとか解放されるものの家族を人質にとられた状態でEliasを捕まえる命令を受ける。
彼女は親友だったEliasを本当に捕まえ殺すことが出来るのか・・・
・・・
う~~~ん。この本はどう評価すれば良いのか・・・
と言うことで、『An Ember in the Ashes』に続くシリーズの2冊目です。
前作がかなり面白かったのでKindle版を予約して、配信されて直ぐに読み始めたのですが・・・
いや、確かに面白いんです。10万語を超える長さですが途中退屈することは全く無く、
むしろ続きが気になってどんどん読み進めたくなるんです。
しかしながら前巻ではそれほど気にならなかった「残酷性」が物語全体を通して
強く出てくるようになり、サディスティックな描写は多く人は容赦無く死んでいき、
そこまでする必要があるのかと思うこともしばしば。
特に本の半ばであの娘が死んでしまった時は本当に投げてしまおうかと真剣に思いましたよ。(涙)
面白さだけなら文句なしに星5つなのですが、
あとは読者がどれだけマゾヒストかがカギになりそう。(^^ゞ
前巻では章ごとにLaiaとEliasの視点に切り替わっていましたが、
本巻ではそれに加えてHelenの視点で語られる章がランダムに入るようになっています。
誰もがEliasと彼女の深い友交を知っており、果たして彼女がEliasを追い詰めることが出来るのか、
彼女に命令を出した皇帝や彼女の親友や部下だけでなく、彼女自身さえそれに疑問を抱いています。
しかし軍隊の最高責任者としてそれに背信することの意味もまた彼女が一番良く分かっていて、
彼女はその狭間で苦悶します。
本巻での実質的な主役はHelenと言って良く、彼女がこの先もヒロインの1人として
重要な役割を果たすのは確かなのですが、本巻の中では彼女の境遇はどんどん悪い方に向かい、
もう読んでいて可愛そうでなりません。
この先彼女が幸せになれることを祈らずにはいられません。
Laiaは前巻でも好き嫌いが分かれていましたが、本巻での評判はあまり良くないようですね。
たしかにセルフィッシュなところがありますし、Eliasと結ばれるものだとばかり思っていたら
別の男といたしてしまうし。しかもその男は(ピー)だったりするし。
果たしてこの先彼女の失地挽回はあるんでしょうか。(笑)
このシリーズはどうも全4巻になるらしく、物語はようやく折り返し地点のようです。
私はそんなにマゾ体質ではないのですが、続編が出たらやっぱり読んでしまうんだろうな。
ここまでの合計。643冊、単語数=9733933
<関連リンク>
・INDEX - Sabaa Tahir
・WEB SITE - An Ember in the Ashes
・WEB SITE - Sabaa Tahir
にほんブログ村
コメント 0