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Siege and Storm (The Grisha #2) [英文多読]

■英文多読に挑戦(628冊目)

B00CM9CJTMSiege and Storm: 2 (THE GRISHA)
Leigh Bardugo
Orion Children's Books 2013-06-06

by G-Tools
Author : Leigh Bardugo
Series : The Grisha #2
Genre : YA, Fantasy, Romance
YL=6.0、単語数=98871、ページ数=401、☆4.0
[Kindle Edition]

Alinaの覚醒によってDarklingの暗黒の力による世界征服の野望は阻止された。
AlinaとMalは海(The True Sea) を渡ってNovyi Zemの小さな街に逃れ、
そこで資金を貯めてさらに奥地まで行くつもりだった。
しかしDarklingに居場所を突き止められ2人は再び囚われの身となってしまう。
Darklingは彼らを捕鯨船に乗せ氷山が浮かぶ北の海(The Bone Road)に向かい、
そこでAlinaの2つ目のamplifier(Grishaの能力を増幅するもの)となる伝説のIce Dragonを
探すことをMalに命ずる。Malには何かを探し出す特殊な能力があった。
Alinaを人質にとられて従わざるを得なかったMalだったが、1週間後彼はIce Daragonを発見する。
まさに新しいパワーがDarklingの手に落ちようとしたその時、捕鯨船の船長Sturmhondと
彼の手下達が反乱を起こし、Ice Daragonを横取りしてAlinaとMalをDarklingから救い出す。
Sturmhondとは何者なのか。2人の味方なのか?・・・
・・・

※以下には本シリーズの若干のネタバレがあります。これから読もうとしている方はご注意を。

Alina達を救ってくれたSturmhondは実はRavka王国の2番目の王子Nikolaiでした。
(いきなりのネタバレですみません。これを書かないと次に進めないので。(^^ゞ)
Nikolaiは奔放で何を考えているか良く分からないつかみ所の無い人物で、
Alinaは彼を本当に信頼できるか確信出来ないままに首都Os Altaの王宮に戻ることを約束し、
代わりにGrishaを束ねるSecond Armyの長となることを受入れさせます。
Darklingの反逆によりRavka王室のGrishaに対する信頼は地に落ち、
一方Darklingの元から逃げ出したAlinaに対して反感を持つGrishaも多く、
Alinaは王宮のなかで孤立します。
しかしNikolaiの助けを借りながら時間をかけて次第に彼女はSecond Armyを立て直して行きます。
Malにとっても彼は軍隊からの逃走者でありGrishaでも無く、
単なるSun Sammonerの私的警備兵として王宮の中での地位もあやふやで、
Alinaが忙しくなるにつれて次第に彼女との距離が離れていってしまうのです。
そして遂に恐れていたDarklingの襲撃が・・・

と言うことでGrishaシリーズ第2巻ですが・・・う~んなんか期待したのとはちょっと違う。
いやそれでも次から次へとイベントが起きて飽きさせない展開なら良いんですが、
そのイベントが起きないんですよね。(^^ゞ
前半1/3くらいでSturmhondの正体が明かされる所くらいまではなかなかハラハラの展開なんですが、
首都Os Altaに入るまでの行程にやけに枚数を費やし、
さらに王宮に入ってからラストまではこれでもかというくらいスローペースで進みます。
もちろん1つ1つのシーンや会話は決してつまらなくは無く、
状況の変化や次への伏線を丁寧に描いているなというのは感じるのですが、
さすがにあまりにゆっくりだと少々飽きてくるのも正直なところ。
これがこの作者さんの特徴なんでしょうが、なんか単語数半分でも良いんじゃないかなあ。(笑)

そしてなんと言っても本巻では誰も幸せになっていないのが辛いところです。
特にヒロインのAlinaに至っては第1巻からここまで不幸の連続なんですよね。
本巻での長くてつらいお話も最後に皆が、とりわけAlina (とGenya) が、
幸せになれるための伏線であることを祈りつつ(若干の懸念を抱きつつ)、
このままトリロジーの最終刊に進みたいと思います。

しかしこれでもしも最後に誰も幸せにならないようなエンディングだったら
Kindleを叩き割りたくなりそう。(いや叩き割らないですけど)

ここまでの合計。628冊、単語数=9146621


<関連リンク>
・INDEX - The Grisha
・WEB SITE - Leigh Bardugo


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