Grimm House [英文多読]
■英文多読に挑戦(624冊目)
Author : Karen McQuestion
Series :
Genre : Kids, Dark-Fantasy
YL=4.0、単語数=33000(概算)、ページ数=202、☆4.5
[Kindle Edition] [オーディオブックと併せて聴き読み]
Hadleyは優しい両親と共に建物は古いけれど住み心地の良いアパートメントに暮らしていた。
彼女はダンスの才能があり、スクールではライバルでもある仲の良い友人達と
厳しくも楽しい練習の日々を過ごしていた。
ところが両親が1週間の予定で船旅に出かけた3日目、母方の叔母だと名乗る女性が
彼女の家を訪れて両親の乗った船が遭難し彼らは行方不明になったと告げ、
両親の安否が分かるまでHadleyを引き取ると言う。
彼女は心の整理がつかないままにその叔母Maxineに奇妙な館-Grimm Houseに連れて行かれる。
そしてHadleyの悪夢が始まる・・・
・・・
著者であるKaren McQuestionさんは児童書を中心に多くの作品を書かれている方で、
日本ではあまり知られていないかもですが(今のところ邦訳版は無さそう)、
本国では評価も高くファンも多いようですね。
あの不幸本を連想させるような導入部からしてダークファンタジーが大好物の私には
もう期待するしかありませんでした。
Hadleyは叔母だと自称するMaxineとCharmaine姉妹によって彼らがGrimm Houseと呼ぶ
館に閉じ込められ、毎日の食事の準備や掃除を押しつけられ、
彼女の唯一の楽しみであるダンスの練習も決まった時間と場所で行うことを命じられます。
窓は全て鍵が掛けられたうえに鉄格子がはめられ、さらに館の周りは高い塀が巡らされ
逃げ出すことも出来ません。
次第に絶望感に苛まれる彼女でしたが、一方で必ず家に帰るんだという強い気持ちで
館のことを調べていくうちに次第に驚くべきことが分かってくるのです。
本作は不幸本や『Coraline』などが好きな人ならおそらく気に入るだろうと思うのですが、
逆に言うとそういった作品を沢山読んでいる人には最初から最後までどこかデジャブの
ような感覚がつきまとうかもしれません。(実際私がそうでした)
そういう意味でストーリーにはもうひとひねりが欲しかったところではありますが、
良く出来たプロットでとても面白いのは確かですし、
英語も易しいので主人公がどうなってしまうのか気になってどんどん先を読みたくなります。
文句なしにオススメ!と言いたいところですが、実は1つだけ難があります。
Hadleyと仲良くなって物語の解決に大きな役割を果たす生き物がいるのですが、
それがGの付くアレなんですよね。もうそれだけでダメな人もいるかも。(^^ゞ
私は全然大丈夫でしたよ、作中の彼らは結構可愛いですし。(いやホントに)
ここまでの合計。624冊、単語数=8792524
<関連リンク>
・INDEX - Karen McQuestion
・WEB SITE - Karen McQuestion
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Grimm House (English Edition) Karen McQuestion NIGHTSKY PRESS 2015-11-12 by G-Tools |
Series :
Genre : Kids, Dark-Fantasy
YL=4.0、単語数=33000(概算)、ページ数=202、☆4.5
[Kindle Edition] [オーディオブックと併せて聴き読み]
Hadleyは優しい両親と共に建物は古いけれど住み心地の良いアパートメントに暮らしていた。
彼女はダンスの才能があり、スクールではライバルでもある仲の良い友人達と
厳しくも楽しい練習の日々を過ごしていた。
ところが両親が1週間の予定で船旅に出かけた3日目、母方の叔母だと名乗る女性が
彼女の家を訪れて両親の乗った船が遭難し彼らは行方不明になったと告げ、
両親の安否が分かるまでHadleyを引き取ると言う。
彼女は心の整理がつかないままにその叔母Maxineに奇妙な館-Grimm Houseに連れて行かれる。
そしてHadleyの悪夢が始まる・・・
・・・
著者であるKaren McQuestionさんは児童書を中心に多くの作品を書かれている方で、
日本ではあまり知られていないかもですが(今のところ邦訳版は無さそう)、
本国では評価も高くファンも多いようですね。
あの不幸本を連想させるような導入部からしてダークファンタジーが大好物の私には
もう期待するしかありませんでした。
Hadleyは叔母だと自称するMaxineとCharmaine姉妹によって彼らがGrimm Houseと呼ぶ
館に閉じ込められ、毎日の食事の準備や掃除を押しつけられ、
彼女の唯一の楽しみであるダンスの練習も決まった時間と場所で行うことを命じられます。
窓は全て鍵が掛けられたうえに鉄格子がはめられ、さらに館の周りは高い塀が巡らされ
逃げ出すことも出来ません。
次第に絶望感に苛まれる彼女でしたが、一方で必ず家に帰るんだという強い気持ちで
館のことを調べていくうちに次第に驚くべきことが分かってくるのです。
本作は不幸本や『Coraline』などが好きな人ならおそらく気に入るだろうと思うのですが、
逆に言うとそういった作品を沢山読んでいる人には最初から最後までどこかデジャブの
ような感覚がつきまとうかもしれません。(実際私がそうでした)
そういう意味でストーリーにはもうひとひねりが欲しかったところではありますが、
良く出来たプロットでとても面白いのは確かですし、
英語も易しいので主人公がどうなってしまうのか気になってどんどん先を読みたくなります。
文句なしにオススメ!と言いたいところですが、実は1つだけ難があります。
Hadleyと仲良くなって物語の解決に大きな役割を果たす生き物がいるのですが、
それがGの付くアレなんですよね。もうそれだけでダメな人もいるかも。(^^ゞ
私は全然大丈夫でしたよ、作中の彼らは結構可愛いですし。(いやホントに)
ここまでの合計。624冊、単語数=8792524
<関連リンク>
・INDEX - Karen McQuestion
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